大気汚染物質が疾病に大きく影響するのは、既に周知の事実である。特にアレルギー性疾患において近年その増加の一因として大気汚染が担っている可能性が指摘されている。動物実験においてオゾン、NO2,SO2,への暴露が気道反応性を亢進させることが報告されており、浮遊粒子物質SPMの主要成分であるディーゼル車の排出する微粒子DEPが、アレルギー疾患に極めて密接に関連しているIgE抗体の産生を高めるアジュバンド作用があると言われている。近年大気汚染源が工場から自動車に変化しつつある中、平成7年度より開始された気管支喘息発作の疫学調査は、時代に即した優れた方法であると考える |