スポーツ医学健康法

一日の始まりに

 取り残された熟柿が空に栄える好季節となりました。これからは寒気が変動し、気温の日較差が増し、いよいよ脳卒中のシーズン到来です。充分に、脳と体のウォーミングアップをして、気持ち良く一日をスタートさせたいものです。

 我々は、神経系を介して、意識的に様々な情報を集め、これを処理し、意欲をもって行動することができます。この中で、意識にのぼることなく、体の働きをうまく調節してくれるものに自律神経があり、内分泌系(ホルモン)と協力して、人間の一生、一日のバイオリズム、さらには、一瞬の日常生活動作にも、大きくかかわっています。脳のふところ深くにあって、情報発信するこの二つの系統は、自然から大きな影響を受けています。偉大な自然と上手につきあって、有意義な一日を送りたいものです。

 それでは、一日の始まりを快適にする一方策を御紹介しましょう。

  1. 床の中でノビをし、体をよじる[体の目覚め]
  2. 窓を開け放ち、陽光を全身に浴び、大きくノビをする
    [光刺激→自律神経、ホルモンを介して、体内時計を昼型に変換する]
  3. 順次、臥せて、座って、立って行うストレッチ運動
    [体循環系を目覚めさせる]
  4. 調息[肺循環、脳循環を目覚めさせ、気を集中させる]
  5. 帽子をかぶり、外に出る[自律神経をさらに目覚めさせる]
  6. ウォーキング 
    (a)前を向いてにこやかに、胸を張り、手を振って、大きく踵から踏み出し、大地を蹴って進む[心搏出量を増し、主に下肢からの静脈還流を促す]
    (b)心を研ぎ澄まし、五感を働かせ、感動し、動植物に語りかける。
  7. ストレッチ運動
  8. 一杯の水を感謝して飲む
  9. 新聞を読む(良い記事に感動する。世界の中の日本を実感する。)
  10. 感謝して、美味しく食す
  11. 心身共に充実

 日々をいかに生きるか?人生には、各人が望む部分と、神によって命じられる部分とがあります。その接点で生きるのが、一番良い生き方なのでしょう。あまり無理をせず、人生の明るい側面を見て過ごしたいものです。