スポーツ医学健康法

ウオームアップ

 ウオームアップは、今やどの様なスポーツをするときも必ず取り入れられるほど、その重要性は広く知られています。一般にウオームアップとは、その名が示しますように、筋肉を温めることです。すなわち運動ができる状態まで筋肉の中の血液の量を増やす、つまり血のめぐりを良くして筋肉や腱の伸張性を高めることです。したがって、全身的な運動で、大きい筋肉から動かしていく。その種目で直接使わないにしても、背筋や腹筋、太ももの筋肉など大きい筋肉から温めて使っていく。それから専門的なその種目にあった関節や筋肉を伸ばしていくのが原則です。

 ウオームアップには

  1. 受動的ウオームアップ
  2. 一般的ウオームアップ
  3. 専門的ウオームアップ

 の3つがあります。

 (1)受動的ウオームアップとは温水浴や温水シャワー、ホットパック、赤外線照射など運動によらないで体温を上昇させることです。

 (2)一般的ウオームアップとはストレッチング、柔軟体操、ウオーク、軽いジョギングなど全身運動により全身の筋肉を温めることです。

 (3)専門的ウオームアップとは専門的競技の準備段階として行うもの、例えば野球であればバットの素振りやキャッチボールなどです。

 ウオームアップには一般的ウオームアップと専門的ウオームアップの組み合わせが良いとされています。自分のスポーツレベルに合わせて自分なりのウオームアップを考えましょう。ヒントとしては、

  1. ウオームアップはあくまでも個人の体力に応じること。
  2. 時間としては数分から20分程度。体力の向上とともに時間を減らし、競技に時間を
  3.  かけること。
  4. ウオームアップも次第に運動の強さを増すこと。
  5. 種目に使用する関節を熟知し十分にストレッチングすること。
  6. 多様性を持たせてウオームアップを楽しくすること。週替わり、日替わりメニューでもかまいません。
  7. ウオークやジョギングなどの心肺機能を高める運動は必ず含めること。

 以上のことに注意して自分なりのウオームアップを考えてみてください。