寒い季節になると耐寒マラソンを行っている学校が多くなります。マラソンをしていてかかとに痛みを訴える小学生があります。かかとを押さえると痛みがありますが腫れはありません。9〜14歳頃の成長期の男子に多く見られます。
両足を肩幅にして立った姿勢からかかとを着けたまましゃがんでもらいますが、痛みのある生徒の多くは十分にしゃがめません。アキレス腱が硬いのです。成長期では骨の縦の成長に筋肉の成長が追いつかず筋肉が硬くなりやすいのです。レントゲン写真をみると、アキレス腱が付着しているかかとの軟骨が剥がれかけています。シーバー病という病気です。
痛みのある期間はランニングやジャンプなどの運動量を減らす必要がありますが、痛みの強い期間は運動を控え安静にしていると治ります。アキレス腱を伸ばすようなストレッチングを十分に行い、かかとを着けてしゃがめるようになってから運動を始めましょう。ある小学校の5・6年生を調査したら15人に1人の割合でしゃがめない児童がいました。
再発を防ぐためには、運動する前にアキレス腱のストレッチングをすることです。寒い冬では運動場に出る前に教室や廊下でストレッチングを含めた準備体操をしましょう。ジャンプやダッシュの繰り返し、縄跳び、長距離走などは避けましょう。