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「速筋と遅筋」
骨格筋の速筋と遅筋の割合は個人差や部位差があり、この割合は遺伝的にほぼ決まっており、運動などの環境的要因でもある程度変化しますが、その変化は大きなものではありません。
筑波大学の勝田教授の調査によると、日本人の一般健常者の速筋と遅筋の割合は大体50%対50%ですが、一流スポーツ選手の大学短距離選手では速筋の割合が70%以上を占める一方、長距離選手では逆に遅筋の割合が65%以上を占めています。中距離選手ではその中間の値が得られましたが、その中でも800mの選手はやや速筋の割合が高く、1500mの選手はやや遅筋の割合が高い傾向でした。
このような結果から陸上競技のようなエネルギー系への依存度の高い種目において一流の成績を納めるためには、その種目に適した筋繊維組織を有する事が必要条件ではないかと述べています。
私は陸上競技指導者のご協力を得て、1158人の小・中・高校の陸上競技選手と一般学生について勝田法で速筋と遅筋の割合を調査検討しました。その結果特徴的なことは、長距離選手の遅筋の割合が一般学生と比較して多いことです。
長期間一流陸上競技選手として活躍する選手を見つけるためには、できるだけ早い時期に選手の特性を見つけ、長期間にわたって暖かい目で育成することが大切であると思われました。
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