スポーツ医学健康法

糖尿病の分類

 糖尿病とは、インスリンというホルモンの働きが足りなくなることによっておこる血糖が高くなる疾患です。その原因と病態から4つのタイプに分類されます。その1つは、インスリンを作って分泌する膵臓の特定の細胞が何らかの免疫機序により破壊され、消失し、インスリンが絶対的に欠乏する1型糖尿病です。
 もう1つは、ある程度のインスリン分泌低下やインスリンの働きの低下(この状態をインスリン抵抗性ともいいますが)をきたす複数の遺伝因子に、食べ過ぎ(特に脂肪を多く含んだ食品)、運動不足、肥満、ストレスなどの環境因子及び加齢などが加わり発症する2型糖尿病です。
 その他、遺伝子異常や他の疾患(肝疾患や感染症など)や条件に伴って起こる糖尿病、そして妊娠によって引き起こされる糖尿病状態に分類されています。
 このうち日本では2型糖尿病の方が圧倒的に多い状況です。2型糖尿病は、家族内血縁者にしばしばみられ、発症年齢は40歳以上に多いですが、食生活の乱れから最近では若年発症も増加しています。2型糖尿病の発症予防には運動が重要な役割を果たします。さらに運動は、発症後の糖尿病治療にもつながります。個人にあった無理なく続けられる運動を心掛けてください。