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「中年太りは内臓脂肪肥満」
近年の飽食(動物性高脂肪・高蛋白食)と運動不足は、内臓脂肪を増加させ、糖尿病・高血圧症・高脂血症などの生活習慣病を引き起こし、最終的に動脈硬化に基づく心臓・脳血管障害を誘発することが明らかになっています。
日本には古くから「中年太り」という言葉があり、中年期以降の男性で多くみられますが、更年期以降の女性でも腹部肥満タイプの中年太りの方が増えてきています。最近、この中年太りが生活習慣病の元凶になること、この腹部肥満の原因が内臓脂肪蓄積にあることが明らかになってきました。
青壮年期の女性は腹腔内よりも臀部や大腿部に脂肪が蓄積しますが、閉経後の女性ではアルコール摂取やダイエットで減量した後のリバウンド時には腹部に脂肪が蓄積しやすくなります。このような体脂肪分布の変化には閉経後の性ホルモンの分泌動態の変容が関係しているようです。過食と運動不足による体重増加では内臓脂肪型肥満を引き起こしますが、逆に運動は内臓脂肪を減少させます。散歩、ジョギング、ラジオ体操、自転車エルゴメーター、水泳など全身の筋肉を用いる有酸素運動を一回10〜30分間、一日60分強、週3〜5日以上実施します。通勤や労働による運動も効果的であり、エレベーターの代わりに階段を使う、通勤時に歩く距離を増やす、車の使用を控えるなどライフスタイルの中に身体運動を取り入れるようにしましょう。内臓脂肪の減少を図るには、食事療法に加えて適度な運動療法を加えることが重要です。
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