スポーツ医学健康法

「腰部脊柱管狭窄症」

 紅葉の季節、思わず外に出たくなる季節です。晴れた日には紅葉を楽しみに、散歩する人の姿もちらほら見られるのではないでしょうか。いつもの町でも自分の足で歩いてみると、より季節を感じることができて楽しいものです。
 ところで皆さんの中に少し歩くだけで足に痛みやしびれを感じ、腰を曲げて休んでいるとまた歩けるようになる、という症状に心当たりがある方はいらっしゃいませんか。それは間欠跛行といって中高年の方によくみられる「腰部脊柱管狭窄症(ようぶせきちゅうかんきょうさくしょう)」という疾患の代表的な症状です。休むとよくなるので、年のせいだと思い、病気であることに気付きにくく、我慢している方も結構いらっしゃるようです。
 背骨は椎骨という骨が積み重なってできています。その椎骨の中にある穴が連なってできているものが脊柱管(この中に神経が通っています)。足の痛みやしびれ(坐骨神経痛)は、腰の脊柱管が狭くなり、中の神経が圧迫されて起こります。これらの症状により、「長く歩けない」「長く立っていられない」などが起こり、日常生活の大きな妨げとなります。
 治療法はいくつかあります。現在では、神経への血液の流れを良くする薬があり、内服による治療がまず最初の治療となっています。もしかして・・・と思ったら、年のせいだとあきらめずに整形外科医に相談してみてください。早くから治療すればまだまだ元気に歩けます。