スポーツ医学健康法

子供の骨折

 子供の骨は大人の骨を小さくしたものではありません。いろいろな特徴があり、骨折があっても皮膚上から見て分からない事がありますので、骨折が疑われる時は、必ず整形外科医でレントゲン写真を撮ってもらいましょう。

1 若木骨折:子どもの骨やそれを包んでいる骨膜は弾力性があり厚いので、骨膜は切れにくいのです。骨折部はずれないで、軽く彎曲したり竹のふし部のように膨隆しています。
2 剥離骨折:子どもでは骨や軟骨に比べて筋肉や靱帯が強いので、筋肉などがけがで強く引っ張られると、切れないで付着している骨や軟骨がひきちぎられるように骨折します。
3 骨端線離開:骨の長さの成長は骨端線(成長線)でおこなわれています。骨端線は弱いのでしばしば骨折が起こります。この骨端線がけがのためにずれるとその部分の成長が止まったり、変な方向に伸びていき、発育障害を起こすことがあります。

接骨院・整骨院、ほねつぎとよばれる柔道整復師は、骨折・脱臼・捻挫・打撲などに対する施術をしています。健康保険で施術できるのは、外傷によって生じた骨折・不全骨折(ひび)・脱臼・打撲・捻挫・肉ばなれなどで、肩こりや腰痛症などの慢性の病気は適応外です。骨折・脱臼の場合は応急手当のほかは施術を続ける場合は、医師の同意が必要です。レントゲン写真を撮ったりギプスを巻くことは禁じられています。