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スポーツ医学健康法
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女子選手の貧血 最近、内科の先生方からスポーツ活動中の中学生からスポーツ競技の成績を上げるために鉄剤の処方を依頼されることがあるという話を聞きます。女性の貧血はほとんど鉄欠乏性貧血です。近年、女子マラソンの記録が飛躍的に伸び、今や2時間15分時代に突入しようとしています。一時男子マラソンの記録を超えるのではないかといわれた時期もありましたが、人間のヘモグロビン値には男女差があり、基準値は女性12g〜16g/d1、男性14g〜18g/d1で、この差がマラソン等の酸素摂取能力を要求される過酷な競技では男女間の壁となっているのではないかと考えられます。 女性の場合、この差に加えて月経血や不正子宮出血等による鉄の喪失があり、鉄欠乏性貧血に陥りやすいのです。その上、スポーツ活動による汗や尿、便などへのヘモグロビン鉄の喪失、足底への衝撃による溶血、筋肉の破壊によるミオグロビン鉄としての喪失が加わることになります。 女子スポーツ選手ではヘモグロビン値で10g以下に陥る前に、軽い貧血や鉄欠乏を発見することが重要であり、そのためには年2回位の貧血検査が必要と考えられます。スポーツ選手では一般の2〜3倍の鉄分が必要であり、バランスのとれた食事から十分な鉄分を摂取してほしいものです。貧血を悪化させ、競技能力が低下してきてからあわてて鉄剤を服用するのではなく、女子選手の自己管理の一環として貧血を克服してもらいたいものです。 |
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