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スポーツ医学健康法
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高血圧症の予防 高血圧症は、脳卒中・心筋梗塞など動脈硬化性疾患の成因として重要であり、わが国には現在3300万人以上の高血圧患者さんがいます。近年、軽・中等症高血圧の治療は、日本高血圧学会を始め世界の主要な高血圧治療ガイドラインでも、まず、運動不足、食塩過剰摂取、喫煙等の生活習慣の改善を行うべきとされています。なかでも運動不足は高血圧症だけでなく高脂血症、糖尿病、肥満症の発症、さらにはこれら生活習慣病による死亡率増加とも関連し、米国では25万人の死亡が運動不足に起因するとのリポートが出されています。では実際に、どれくらいの運動量が高血圧発症に効果があるのでしょうか?アメリカスポーツ医学協会によると、時速4キロ(分速70メートル)で10分歩く(約1000歩)と消費エネルギーが30キロ・カロリーとなり、1日1万歩で300キロ・カロリー、1週間で約2000キロ・カロリー以上のエネルギー消費となり、1週間の運動量が2000キロ・カロリー以下の人は、それ以上の人に比べ高血圧になるリスクが30%増えるとのことです。この結果は、60歳以下の若年日本人を対象に通勤時歩行時間と高血圧発症との関係を検討した報告でも同様で、歩行時間10分以下の人に比べ、21分以上では高血圧発症のリスクが0.7と30%低いとのことです。さらに、70歳以上の高齢者を対象に、歩行距離と狭心症や心筋梗塞など冠動脈疾患発症との関係を検討した米国の研究では、1日に2.4キロ・メートル以上歩く人に比べ、それ以下の人では冠動脈疾患発症数が高かったとのことです。運動不足の人は、ウォーキングを中心とした運動量の増加をぜひ考えてみてください。 |
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