スポーツ医学健康法

脊柱側弯症

 健康児の脊柱(背骨)は、胸、背中のどちらからみても、カーブすることなく棒のように直線上に並んでいます。もし背骨が右から左の方向へ曲がっていれば、脊柱側弯(そくわん)症と診断されます。

 脊柱側弯症とは、一部または全体の脊柱が側方へ曲がって、ねじれを伴っている変形です。その約90%は原因不明の突発性側弯症と呼ばれ、10歳以上の女子に多い病気です。 発病する年齢により、乳幼児期、学童期、思春期とに区別されます。それぞれ側弯の変形や進行度と経過が違うので、それに応じた治療が行われています。
 痛みなどの自覚症状がないので、気付かずにいると、やがて胸や背中の変形も起こります。しかし20歳ごろになって骨の成長が終われば、側弯の進行も止まります。したがって、発見されてからその年齢になるまでの間の治療が最も肝心なのです。

 まず、背骨全体のレントゲン撮影で脊柱のまがり角度や、ねじれの程度を測定します。成人に達するまでは、3〜4か月ごとに定期的に専門医の検診を受けてくだい。その際、側弯の程度により、治療法も違うので専門医の指示に従うことが大切です。
 軽度であれば、水泳・鉄棒などの運動療法を行います。曲がり角度が大きく、進行性の場合は、矯正コルセットを着用し、ときには手術が必要となりますので、定期検診はぜひ続けて下さい。